ゴルフクラブを選ぶときに、一番重要となるのが、シャフト選びです。
その人に合ったシャフトを使わないと、ボールが思い通りに飛んでいかないだけでなく、その人のスイングも壊してしまうほど大切なものです。
現在販売されているドライバーは、シャフトが簡単にクラブヘッドから外せるものがありますので、自分にあったシャフトをクラブヘッドと組み合わせる事ができます。
ここではクラブのシャフトにはどんなものがあり、そしてどう選ぶかを見ていきたいと思います。
シャフトの硬さには何種類あるのか?
シャフトの硬さの表示には以下のようなものがあります
←柔らかい 硬い→
L A R SR S X XX
左からレディース、アベレージ、レギュラー、スティッフレギュラー、スティッフ、エキストラ、ダブルエキストラという名称なります。
レディースとアベレージは主に女性と高齢者用で、ヘッドスピードがだいたい30~35m/sくらいの人が使うシャフトになります。
レギュラーとスティッフレギュラーはヘッドスピード35~40m/sくらいの一般男性が使うシャフトです。その上のスティッフ、エックス、ダブルエックスというのは、パワーのある一般男性かプロゴルファーのような上級者の使うシャフトになります。
ヘッドスピードで言うと40~50m/sくらいになります。
もっと知りたい!クラブシャフトの調子のタイプ
みなさんシャフトの調子にはいくつのタイプがあるかご存知ですか?
シャフト調子のタイプは大きく分けて4種類に分かれます。
簡単にまとめると以下のようになります。
手元 先端
・先調子 硬い 柔らかい
・元調子 柔らかい 硬い
・中調子 硬い 硬い
・ダブルキック 柔らかい 柔らかい
先調子のクラブはヘッドが返りやすくなりますので、スライス系の人には合っているでしょう。またボールの上がりにくい人は、先調子だとバックスピンを多くかけられるため、ボールが上がりやすくなります。
元調子はクラブヘッドが返りにくいため、フック系のプレーヤーに合っています。しかしボールをクラブフェイスの上部で捉えやすくなるため、バックスピンがあまりかからずに低いボールが出やすくなります。
中調子は手元先端共に硬いため、棒のようにあまりしならない構造になっています。
クラブシャフトのタメがないゴルファーや、初心者にはこの調子は向きませんが、安定感があるため、上級者やプロゴルファーが好みます。
最後にダブルキックですが、こちらは手元先端共に柔らかい構造になっています。そのため手首のコックを多く使いプレーヤーやクラブを力任せに強く振るプレーヤーには向きません。体の回転で振るプレーヤーに適しています。
さらに詳しく!クラブシャフト
ここではもっと詳しいクラブシャフトの情報について説明していきます。ドライバーのシャフトはほぼすべてがカーボンシャフトでできています。
材料は樹脂と炭素繊維などで作られており、軽いもので40~50gで重いものだと80~90gあります。
ヘッドスピード40m/s以下の人だと40m/sから60gくらい、45m/s前後で60から70g、50m/s以上の人で70から80gの重さが良いでしょう。
カーボンシャフトは衝撃を吸収しやすく、高弾道のボールが打ちやすいという利点がありますが、価格が高くスチールシャフトよりも安定感がないため、ボールが曲がりやすいという不利な点もあります。
クラブシャフトの表記には、「トルク」と言って、どのくらいの角度捩じれるかを表しているものがあり、ヘッドスピード40m/s以下だとだいたい6.0くらいがおすすめです。ヘッドスピード50m/s以上のプロゴルファーなどはトルクが3.0以下の少ないクラブシャフトを選びます。
このトルクは、クルマのハンドルの遊びによくたとえられますが、高い捩じれは車のハンドルの遊びが多いのと同じでハンドルを大きく切り過ぎてもあまり影響が出ませんが、反対にトルクが少ないものは車のF1のような感覚で、ハンドルを少し切っただけでも、車体が大きく動く感覚と同じです。
そのため、トルクの少ないドライバーは、ほんの少しスイングが崩れただけでも、ミスショットになりやすいという事です。
さらに「振動数」といって、1分間にどれくらいクラブが振動するかという数値も参考になります。
cpmという単位で表され、ヘッドスピード35くらいの人で250 cpm、40くらいの人で260 cpm、45くらいの人で270 cpmと言われています。
ドライバーシャフト選び方まとめ
1. クラブシャフトの硬さには様々なものがあります。自分のヘッドスピードに合ったシャフトを選びましょう。
2. 上級者を目指すなら、クラブシャフトの調子タイプと自分のスイングをマッチさせよう。
自分に合うクラブシャフトを見つけて、ドライバーの飛距離20ヤードアップを目指しましょう!
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