ゴルフをプレーする方なら、誰もが遠くに飛ばしたいと思うことでしょう。
緑色のフェアウェイと、青い空を突き抜けていく白球を目で追うことは、非常に気持ちのいいものです。
ドライバーは、ゴルフクラブの中で一番遠くに飛ばせるクラブです。
そのドライバーを、正確に遠くへ飛ばすことができれば、プレーする上でかなりのアドバンテージになります。
例えばドライバーの飛距離が10ヤード伸びたとしたら、次に打つアイアンの番手が1つか2つ小さくて済むからです。
番手が少なくなるという事は、それだけグリーンを正確に捉える確率が上がるという事です。そうすれば、あなたのスコアは飛躍的にアップすることでしょう。
ではどうしたら飛距離がアップするのでしょうか?
ここではその飛距離アップの秘訣に迫ります。
大きなスイングアークで飛距離アップ
ドライバーの飛距離アップには、大きなスイングアークがかかせません。スイングアークを大きくすることでシャフトがしなりやすくなり、グラブヘッドが加速していきます。
そのためには、クラブをなるべくゆったり振ることです。ゆったり振ってクラブに仕事をさせるのです。
飛距離アップには筋力トレーニング!?
今巷では筋力トレーニングが非常に流行っていますが、その筋力トレーニングは、ゴルフの飛距離とどのくらい関係しているのでしょうか?
確かにまだスイングがしっかりできていない状態で、腕や肩の筋肉で打っているうちは、その筋力が高い方がボールは飛ぶでしょう。
しかしゴルフは飛距離を競うスポーツではありません。同時に正確性も身に付けなくてはなりません。非常に繊細なスポーツなのです。
そのためには、やはり正しいスイング作りが大切になってきます。
筋力トレーニングで体が大きくなっても、筋肉の柔軟性が失われてしまっては、逆に飛距離を落としかねません。
自分にあまり無理のならない負荷で、鍛えるのが良いことだと思います。
例えば重りを持たなくても、スクワットで下半身を鍛えれば、ゴルフコースを歩くのにも、プレー後半まで疲れずに歩けるでしょうし、また安定したスイングを長く続けられるという利点があります。
いつでもどこでもストレッチ!
ゴルフのトレーニングで重要なのは、柔軟体操、いわゆるストレッチを毎日かかさず行う事です。毎日どこにいても、筋肉を伸ばすことを心掛けます。
特に同じ姿勢でいる時間が長く続いた時などには、積極的にストレッチを行い、筋肉が萎縮するのを防ぎましょう。
メジャーリーガーのイチロー選手なども、試合中でもかかさずストレッチングを行っています。
筋肉は、あっという間に硬くなってしまうものだということを肝に銘じておいてください。
ゴルフで必要な筋肉は、柔軟でしなやかな筋肉です。しなやかな筋肉は、きつい筋力トレーニングではなかなか生まれません。
飛距離アップを目指す素振りトレーニング
しかし何と言っても飛距離アップに一番効果があるのは、練習スイング用のクラブを振ることだと思います。
今ゴルフバッグに入れている人はたくさんいると思いますが、この練習用クラブは、通常のドライバーよりも長くできていて、重さも少し重くできています。
この練習用クラブをスイングする時には、手はなるべく体に使づけて、うまく遠心力を使ってゆっくりと振りましょう。
そのためには左右に軸を動かしてスウェーをしたり、腕を目標方向に振ったりしてはいけません。
せっかくの遠心力がほどけてしまいます。
フィニッシュでは、明治の大砲みたいに体重が後ろに残っていたり、逆に目標方向へ上半身が突っ込んでしまったりするのを気を付けましょう。
いいお手本が女子プロゴルファーです。彼女たちは決して腕の力に頼らずゆっくりとスイングします。
この練習用クラブは、スイング中使われる筋肉を適度に鍛えることができますし、柔軟性もアップするように出来ています。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
このように飛距離アップには、色々なトレーニング方法がありますが、しっかりと自分の体にどのような変化が起きているのか、感じながらトレーニングをすることが大切になってきます。
ただ漠然とトレーニングをしていただけでは、上達するスピードは遅くなってしまいます。
ドライバーショット飛距離アップ練習法まとめ
1. 大きなスイングアークで、クラブに仕事をさせましょう。
2. 筋肉を鍛えるよりも、筋肉を伸ばして飛距離アップを図りましょう。
3. 練習用クラブでスイングを安定させましょう。
今のうちにしっかりトレーニングをして、ゴルフシーズンに備えましょう!
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