ゴルフクラブのドライバーは、1本数万円もする高い買い物です。
今ではインターネットで色々と調べてすぐに購入できる時代ですが、できればゴルフショップへ足を運び、直接手に触れて慎重に決めてからにしましょう。
ゴルフショップへ行くならとにかく試打をしてみよう!
現在ゴルフショップでは様々なドライバーが置いてあります。
それと併設して、ゴルフクラブの試し打ち「試打」をすることができる場所がありますので、この設備を使わない訳にはいきません。もしゴルフショップへ行ったのなら、恥ずかしがったりせずに、そこで徹底的に試打をすることをおすすめします。
気に入ったドライバーを見つけたら、さっそく試打室へ入ってボールを打ちましょう。
ヘッドスピードや飛距離だけではなく、打ち出し角度やボールの回転数も測ることができます。
ドライバー選びの基本
まずは何と言ってもドライバーの顔、クラブヘッドについてです。
自分の気に入ったデザインを選び、実際にアドレスをしてみて、構えやすいものにしましょう。
次にクラブヘッドの大きさですが、現在はかなり大きなヘッドが多く販売されています。
体積が460㎤以内のクラブヘッドですと、規定に適合していますので競技に参加する人でも使用することができます。
ドライバーでボールがなかなか上がらない人は、平べったいクラブヘッド、いわゆる「シャローヘッド」のものを使った方が、重心が低い位置にあるためボールが上がりやすくなります。
逆にボールが上がりやすい人は、「ディープヘッド」の高い重心になっているものを使用すると良いでしょう。
体力があまりなくてクラブを速く振れない人は、クラブヘッドが軽いタイプのものを選ぶと、ヘッドスピードが上がって良いでしょう。
次にクラブフェースですが、ほとんどのドライバーは少し左を向いているフックフェイスになっているので、スライスが出にくい構造となっています。これはやはりスライスが出るゴルファーが多い事を表しています。
ロフトは8度~13度くらいまでありますので、自分のドライバーショットのボールの高さを考えて選びましょう。
最近はロフトの調節ができたり、ヘッドに装着されているウェイトを動かせたりできるタイプのドライバーもあります。
そしてクラブの性格とでも言うべきクラブシャフトですが、シャフトの重さはヘッドスピード42、3 m/sの人で50g台45、6 m/sの人で60g台、47、8 m/sの人で70g台になります。
自分のドライバーの飛距離を5で割ってあげれば、だいたいのヘッドスピードの数字は分かります。
ドライバーを購入した後でも、クラブヘッドとシャフトを簡単に取り外せるものが販売されています。
これによってシャフトを交換する「リシャフト」が、今では誰でも自分でできるようになりました。
シャフトの柔らかさは、スイングをしてみて少し硬いなと思うくらいがちょうど良いでしょう。
柔らかいシャフトだとどうしても手打ちになりやすいため、硬めのシャフトを選んで、体の回転で打つ「ボディターン」を意識したスイングを身に付けましょう。
大きな筋肉を使った方が、正確性が増すのは言うまでもないことです。
クラブの総重量は45インチのドライバーで300gが標準ですが、女性やシニア、体力に自信がない人はそれ以下のクラブが良いでしょう。
ヘッドスピードが40 m/s くらいの人で300 g 、45 m/sくらいの人で310gが目安になります。
更に上を目指す!ドライバーの選び方
みなさんはクラブシャフトの「トルク」というのをご存知でしょうか?
これはクラブシャフトの捩じれの事ですが、アベレージゴルファーの場合は比較的高いものを選ぶと良いでしょう。反対に上級者はあまりトルクの強くないものを好みます。
また「振動数」といってクラブシャフトがどのくらい振動するかという数値もありますが、これは上級者ほど高い数値を選んだ方が良いでしょう。
このように色々な要素を考慮してドライバーを購入しなくてはいけません。高い買い物ですので慎重に見極めたいものですね。
ドライバーの選び方まとめ
試打を重ねて慎重にドライバーを選びましょう。
ドライバー選びで1番重要なのはシャフト選びです。シャフトがドライバーの良し悪しを決めるといっても過言ではありません。
さらに上級者を目指すのなら、シャフトのトルクや振動数の事も考えて選びましょう。
積極的に試打して、信頼できるドライバーを見つけましょう!
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